佐世保は、子どもを『産みやすい』街?『育てやすい』街?
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佐世保市内で子育てすることをみなさんはどう考えていますか?
佐世保市って、子どもを生みやすいと思いますか?そして子育てしやすい街だと思いますか?
佐世保市子ども未来部が平成30年11月30日から12月28日までに子育て世代を対象にwebアンケートを実施しました。
アンケート中にその質問があり、結果、『産みやすい』街に近づいていると思う人は53.3%、『育てやすい』街に近づいていると思う人は49.5%でした。
これは高いほうでしょうか?低いほうでしょうか?
全国調査の結果では、『産みやすい』街に近づいていると思う人は27.4%、『育てやすい』街に近づいていると思う人は27.3%でした。
佐世保市は、全国的に見て、子どもを『産みやすい』『育てやすい』街に近づいているといえますね。
(佐世保市内に住んでいる専業主婦・主夫やフルタイム・パートで働かれているお母さん・お父さん474人がアンケートに協力してくれました。)
さらに佐世保市では、合計特殊出生率が、全国と比較して高いということもわかっています。
合計特殊出生率とは、一人の女性が一生に産む子どもの平均数を表す指標です。
全国では1.43人に対し、佐世保市は1.68人(H29現在)と高い数字を残しているのですが、実は佐世保市民にはあまり知られていません。
一体なぜ佐世保市は、合計特殊出生率が高いのでしょうか?
それについては、同様のアンケート調査で次のような理由を挙げている方が多くいらっしゃいました。
●子育てを手伝ってくれる親が近くにいる ●保育所や幼稚園などが充実している ●自然環境が良い ●近所の人などが優しい・温かい ●子育て支援センターなどが充実している |
実際、佐世保市内では、平日も休日も子育てに関するサービスの実施やイベントも行われており、親子の居場所が増えつつあります。
前回ご紹介しました「子育て支援センター」もそうです。親子で気軽に遊びにいける場所はたくさんあります。
48年前に誕生し、長い間活動を続けている「佐世保子ども劇場」もそのひとつです。
この団体は、ネットやSNSなどで人と繋がる時代に、子どもたちにはバーチャルではなく「ホンモノの体験」をさせたいと活動されています。
5月23日(木)には、アルカスSASEBO 第2リハーサル室にて第210回例会が開催され、名古屋市を中心に活動している人形劇団むすび座が佐世保にやってきて「ぶんぶく茶がま」と「おばあさんとマリーちゃん。」を上演されました。
上演中、子どもたちは人形の動きや表現力に集中し、物語の中に引き込まれ、さまざまな感情、表情を見せてくれました。
この劇団では、年に3回程度こういった例会を開催しています。多彩なアーティストによる演劇やコンサートを間近で体験することで、目の前で繰り広げられる生の舞台に新鮮な感動とともに豊かな感性を育むことができるようになり、自然と想像の世界が広がっていくといいます。
また子どもたちは、自主活動・あそびの部分で、チャリティーバザーやキャンプなどやりたいことを企画して自主的に取り組むことも学んでいます。
親子で人形を作り、幼稚園や小学校、公民館などへ出前公演も行っていますので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
また、子育てサークルの一貫として活動されている「ママ・ほっと♥(0歳の会)」では、ママがほっとできる時間と場所を提供されています。
赤ちゃんも2、3ヶ月をすぎると、だんだんと笑ったり声をあげたり、ますますかわいくなってきますが、「わたしの時間もほしいな」、「育児って大変!」なんて思うことはありますよね?特に初めての出産、子育てとなれば、「こんな時、他の母親はどうしているんだろう?」と不安に感じることもあると思います。
そんなあなた、「ママ・ほっと♥」に来てみませんか?
ここでは親子が遊びにきて、赤ちゃん体操や手遊びなどして親子での交流が楽しめます。さらに、子育てに関してお母さん同士で気軽に会話ができ、自然とママ友も出来ますので、初めての子育てにはもってこいの場所です。
保健師さんや歯科衛生士、栄養士さんが遊びに来ることもあるので、いろんな相談もできますよ。
詳しい日時・場所はこちらをご参考ください。
佐世保市内では、この他にも子育てに協力してくれる人々や団体がたくさんいらっしゃいます。
佐世保が、『産みやすい』街・『育てやすい』街に近づいていると思う人が多いのも、こういった方々の活動を知ると納得できますね。