もくもく文通プロジェクト~あらあらかしこの集い~イベントの様子
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新型コロナウイルスが猛威をふるい、佐世保市でも感染症拡大に伴う緊急事態宣言が出されました。3密を避け、不要不急の外出を自粛するなど生活も変わり「人との関わり」や「人と会って話す」ことが減りました。
家にこもりきりになってしまっている高齢者の方々を心配した山澄地域包括支援センターは、何か出来ることはないかと検討したところ、親子いこいの広場もくもくに相談し、誕生したのが、コラボ企画「もくもく文通プロジェクト〜あらあらかしこ〜」でした。携帯電話、SNS、ネットミーティングなどオンラインのコミュニケーションが主流となっている現在で、昔当たり前だった「文通」をあえてやってみようということになりました。
文通を通し、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきたら対面しようという企画です。
実施地域周辺の文通希望者の方々と子ども達との間でマッチングが行われ、5月頃から文通が始まりました。
最初は、何をどう書けばいいのかわからなかった子どもたち。でも書いた手紙に返事が来ることが嬉しくなり、また返事を書く。参加された高齢者の方も手紙が届くのが楽しみで、コロナに負けず、毎日ポジティブに過ごすことができたそうです。
そして新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきた令和3年2月28日、感染予防対策をしたうえで、対面するイベントが行われました。
自分の文通相手にあうことができ、「やっと会えたね!」と喜びの声が。会うまでは、お互いドキドキして心配だったそうですが、すぐに打ち解け笑いながら話す姿が見られました。もちろんこれからも文通は続けていきたいとのこと。ゆくゆくは、もくもく食堂でゆっくり会食したいねという声も聞けました。
この日のイベントでは、させぼここから楽団の演奏や歌のコンサートも行われました。地元の素晴らしさを歌った曲「ここから させぼから」では会場は暖かい空気に包まれました。コロナ渦でイベントのほとんどが中止になるなか、久々のコンサートに癒やされました。