「健康な食生活を送るための講話」が行われました!!

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 今朝、朝ごはんは食べてきましたか?”
 こんな質問にドキッとしませんか?
 朝ごはんを食べるよりも「少しでも長く寝ていたい」、「髪のセットに時間をかけてしまう」「ダイエットしている」という人もいるのではないでしょうか?

 朝ごはんを食べないとは、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が不足して、集中力や記憶力の低下などに繋がることがわかっています。
 前日の晩ごはんは食べていても、寝ている間に脳内のブドウ糖は活動しており、朝には不足した状態となっているのです。育ち盛りの子どもにとって、脳のエネルギー不足のままお昼まで過ごすことが当たり前となってしまっては心配ですよね。

 そうならないよう、忙しい朝でも乗り切っていこうと、2月24日(日)、佐世保市子育てアイデア実現化事業として、「健康な食生活を送るための講話」が開催されました。
 テーマは、「朝食欠食しないためにできること」。
 朝ごはんの大切さと合わせて「早寝早起き」と「運動」が子どもの成長にどれほど重要かが伝わる講話が行われ、続いて実際に親子で調理をしてみることになりました。

 実習では、簡単にできるという「さばサンド」とスープを作ります。

20190309092731.jpg さばの缶詰の中身をボールに出し、身をほぐしていきます。骨も簡単にほぐれるので、子どもの成長に欠かせないカルシウムも摂れます。
 ほぐれたら野菜やチーズと一緒にパンに挟み、アルミホイルでくるみます。
 それをオーブンで数分焼く間に、スープ作りへ。
 スープの素はインスタント商品が出回っていますので、味付けは簡単ですね。具も簡単に用意できます。ネギやわかめなどの素材の他に、先日の晩ごはんの残った素材も活用できます。
 用意ができたら、お湯を注ぎます。その頃には、さばサンドも焼き上がり、あっという間に朝食が完成!

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 あれ?これって誰でも簡単にできちゃうんじゃない?
 そう、そこがポイントです。

 最近は、核家族が増え、共働きの夫婦も少なくありません。母親は、朝早くに起きて、弁当作りや子どもが学校に持っていく荷物などのチェックもしながら自分も仕事へ行く準備をしないといけません。もちろん父親のサポートもありますが、それでもごはん作りに関してはどうしても母親に負担がかかっているというご家庭も多いと思います。
 忙しければレンジで温めるだけのインスタント食品やサプリメントにたよることもできますが、便利な反面、栄養のバランスや「噛む」ことからつながる健康面に対しての不安もあります。

 今回この「健康な食生活を送るための講話」を企画されたのは、二人の小学生を育てながら栄養士として活躍している村中理美さん。
 育ち盛りの子どもへの栄養と、「噛んで」「食べる」ことからつながる健康面にも気をつかわれている食と栄養の専門家です。
 また今回調理のサポート役としてボランティアで参加してくれたのは、村中さんの後輩にもなる長崎短期大学の食物科の生徒さんたちです。

 今回の調理のように子どもたちでも簡単に調理できるとなると、家族の食事も時間の使い方も子どもの意識も大きく変わっていきます。
 忙しくてバタバタしている母親のそばで、一緒に朝食を作れます。電子レンジとポットのお湯さえあれば、手軽にきちんとした食事を摂ることができるのです。
 こんな感じで子どもが調理に参加できるとなると、お互い朝の忙しい時間を効率的に使えて、身近なところから食育もできますね。

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 できあがったさばサンドを美味しそうに頬張る子どもたちからは、「とっても美味しかった」「これなら自分でもできる」という声が聞かれました。
 台所にたって、親子で食について語り合えるようになるのではないでしょうか。

 



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