妊娠、産前産後、乳幼児期の子育て相談窓口「ままんち させぼ」
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2020年、新型コロナウイルスの感染が世界中に広がり、子育て世代の方々も「子どもが感染したらどうしよう?」と不安でいっぱいではないでしょうか?
妊婦さんも不安でいっぱいだと思います。以下のようなご質問やご相談も多く寄せられています。
参考までにご一読ください。
●妊娠中に新型コロナウイルスに感染した場合、胎児への影響がありますか?
現時点では、妊娠後期に新型コロナウイルスに感染したとしても、経過や重症度は妊娠していない方と変わらないとされています。胎児のウイルス感染症例が海外で報告されていますが、胎児の異常や死産、流産を起こしやすいという報告はありません。妊娠中でも過度な心配はいりません。
しかしながら、一般的に、妊娠の方が肺炎にかかった場合には、妊娠していない時に比べて重症化する可能性があります。このため、日頃の感染予防対策を徹底しましょう。
●家族内に感染者、感染疑いのある方がいる場合は?
・別室で過ごすなど接触を避けるようにしましょう。
・タオルや食器の共有は避けるようにしましょう。
・家庭内でもマスクを着用し距離を開けるようにしましょう。
●日常生活で気をつけることを教えてください
・不要不急の外出は控えるようにしましょう。
・こまめに手洗いをしましょう。
・人混みを避けるようにしましょう。
・1.密閉空間、2.密集場所、3.密接場面の3つの「密」が重なる場面を避けるようにしましょう。
・喫煙は新型コロナウイルス感染症のリスクとなります。ご本人、ご家族も含めて禁煙を心がけましょう。
・十分な睡眠と、バランスの良い食事で栄養をとり、体調を整えるように留意しましょう。
外出後や食事前などこまめに流水と石鹸で手洗いするようにしましょう。20秒以上をかけて、手首まで洗うようにすると効果的です。新型コロナウイルスにはアルコールなどの消毒薬が有効です。
発熱や咳などの症状がある人との不必要な接触は避けましょう。
薬局やドラッグストアなどの薬店で購入できるマスク(サージカルマスク)は、着用することに感染予防の有効性は確認されていませんが、症状の有無に関わらず、感染者が飛沫を拡散することを予防できると考えられています。また、マスクをすることで、手指を不用意に口や鼻にもっていかないという効果があります。 しかし、空気中のウイルス粒子は、花粉や細菌に比べてはるかに小さく、マスクの周辺から入り込むこともありますので、マスクをしていても鼻を出していたり口のまわりを開けたりすると何の意味もありませんので注意しましょう。
そして、新型コロナウイルスの動物の寄生については、まだ不明ですので、野生動物との接触は避け、肉や卵はよく加熱してください。(今のところ、国内では食べ物からの感染は報告されていません。)
喫煙は重症化因子の一つとする報告がありますので、本人はもちろん受動喫煙の原因となる家族や同僚の禁煙を励行するとともに、妊婦さんは喫煙場所を避けるように心がけてください。
●やむを得ず外出する場合の注意点は?
外出する場合は、飛沫感染を防ぐために可能であればマスクをつけることが望ましいのですが、マスクをしているからといって、安心しないでください。
糞便中にもウイルスが排出されますので、トイレに入った後や食事の前には必ず石鹸で手を洗ってください。公共の場所でATMなどのタッチパネルに触れた後や、電車のつり革、手すりなどに触れた後には手洗いやアルコール消毒を行うように心がけてください。
●妊娠生活の不安や相談ができるところはありますか?
佐世保市では、妊娠、産前産後、乳幼児期の子育て相談窓口として、「ままんち させぼ」」という相談専用ダイヤルが開設されています。
不安な時などは、お気軽にお電話ください。「ままんち させぼ」の母子保健コーディネーターやママサポーターから皆様にお電話し、ご様子をお伺いさせていただくこともあります。
相談専用ダイヤル:25-9778
(相談時間:8:30〜17:15、休日:土日祝・年始年末)
次の記事では、「ままんちさせぼ」のことを詳しくご説明します。
(令和2年5月15日現在の情報です)