放課後児童クラブ(学童クラブ)ってどういうところ?

 放課後児童クラブ「ぼちぼちくらぶ」に来たこの日は、新型コロナウイルス感染症防止対策による対応状況にありましたが、午前中から30人を超える元気な子ども達が集まっていました。

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 普段子どもたちは、学校が終わるとそのまままっすぐ学校の側にある「ぼちぼちくらぶ」に集まります。
「ただいまー」「おかえり!」という挨拶で始まり、自分の棚に荷物を入れ、感染症予防のための手洗い・うがいをして用意している自分のタオルで手を拭くなどしています。
そして、楽しみにしているおやつの時間です。その後宿題をやり終え、保護者が迎えにくるまでは自由時間。あるいは、ここから塾や習い事に行く子もいます。

 「ぼちぼちくらぶ」には、一年生から六年生まで約50人もの子どもたちが集まりいつも賑やかです。
 年上の子が年下の子の面倒をみたり、一緒に遊んだりと自然な縦のつながりができていますので、まるで兄弟みたいに仲良く過ごしています。

 この「ぼちぼちくらぶ」で遊びや勉強を教えて、子どもたちの安全安心な居場所を提供しているのは、放課後児童支援員という方々です。
 放課後児童支援員とは、2015年度に新しく創設された資格です。放課後児童支援員は、保育士・社会福祉士・幼稚園教諭・小学校教諭などの資格を持っている方や、高卒以上で二年以上児童福祉事業に類似する事業に従事している方などが、都道府県が行う研修を受講することで資格を取得できます。
 どんな仕事をやるのかというと、子どもが安心して過ごせる場を提供することです。
 子ども一人ひとりの発達の特徴などを理解して、時には見守り、時にはサポートします。また一緒に話をし、遊んだりすることで、子どもの育成支援につなげていきます。そして、保護者と連携し、保護者が安心して子育てと仕事を両立できるようにサポートすることも放課後児童支援員の仕事なんだそうです。

 子どもたちにとって、「ぼちぼちくらぶ」はもうひとつの居場所だと放課後児童支援員の島津さんはおっしゃいます。
「自宅や学校、そしてこの「ぼちぼちくらぶ」。特に「ぼちぼちくらぶ」は大きな家族のような雰囲気が出来上がっているので、みんな家族みたいに言い合える関係になれる。その分人間関係も学べて上手く構築できるようになっている。このクラブが始まって約16年経つけど、「ぼちぼちくらぶ」を卒業して大きくなった子たちが、アルバイトとして来てくれることも。クラブのことを覚えてくれてて、すすんで小さな子達の面倒を見てくれるのはとても嬉しい。」

 放課後児童クラブは、学校が終わってから保護者が迎えにくるまでの間の居場所だけではないんです。
一緒に勉強したり、遊んだり、本を読んだり、同じものを見て共感し合ったり、ケンカしても仲直りできたり、本当に大人数の兄弟・姉妹を見てるようでした。

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けん玉で遊ぶ子ども達。集中力やバランス感覚も磨かれています。県の大会にも出場する子もいて大人気です。

 

【放課後児童クラブ「ぼちぼちくらぶ」】
〒857-0813 佐世保市小佐世保町18-1
TEL:0956-22-9898

 



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