「ミニさせぼ」に行ってきました!!
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令和元年12月14日(土)・15日(日)の2日間にわたり、江迎中央体育館にて「ミニさせぼ」が開催されました。
この「ミニさせぼ」とは、子どもたちが作り上げた子どもたちのまちです。計画するのも子ども、準備するのも子ども。
7月に参加申込をした子どもたちは「子どもリーダー(実行委員)」として8月から活動を開始しました。そして11月には、そのまちで市民として活動する「子ども市民」を応募。「子ども市民」は小学3年生から中学3年生までの子ども達で、約120名です。
「ミニさせぼ」とは、一体どんなまちなのでしょうか。
「ミニさせぼ」は、原則として、大人は入ることが出来ません。
入り口には求人票が貼り出されていました。まさにハローワークです。
「子ども市民」は、求人票を見て仕事を探し、実際に働いてお給料をもらいます。もらったお給料から、ショッピングも楽しめます。
「子ども市民」は、働きたい職種を選び、いざ面接へ。面接を行うのも、採用を決定するのも、もちろん子ども。
お給料をもらうと、欲しい商品を取り扱っているお店でショッピングをしたり、エステや美容院でおしゃれを楽しんだり、ランチをとったり、カフェでまったりと過ごしたり・・・。
みんな“遊び”、“働き”、“学び”ます。ルールもあります。ルールを守らないと、警察官に注意されたり、場合によっては逮捕されることもあるのです。
さらに情報提供しているラジオ局や小さい子(弟や妹たち)を預かり保育する保育園や幼稚園など生活していくうえで必要と思われる施設もすべて考え、準備しました。
子どもたちが作り上げたまちの中で、さぼっている子どもは一人もいません。自分が出来ることを進んで取り組んでいました。
この「ミニさせぼ」は、開催するまでに10回のワークショップ(実行委員会)が行われました。
初めて出会う子ども達が、意見を出し合い、互いに影響を与え合いながらひとつの「まち」を作り上げました。
また「子どもリーダー(実行委員)」は職場の責任者となります。「子ども市民」を雇用し、どういう仕事をしてもらうのか、休憩時間の交代をどうするか?などこれまで想像したこともなかったことを考え、決めないといけないという初めての経験も味わったそうです。
このまちを二階から眺めている「子どもリーダー」「子ども市民」の保護者らは、それぞれに我が子を心配していたようでしたが、それには及ばなかったようです。
なかには去年も参加申し込みをしたという保護者がいらっしゃいました。「昨年は応募したけど落選。今年は「子ども市民」で当選しました。他の子達と一緒に活動できるかどうか心配だったけど、まちに入った途端、親もびっくりするくらいにすごく楽しそうな顔をしている」と話していました。
この2日間、みんな生き生きと働き、輝いていました。